城崎のだんじり祭りは、200年以上も前から続く、伝統と格式のあるお祭りで、
毎年10月14日(宵宮)と15日(本宮)に行われています。
この日は学校も会社もお休みになるとのこと・・・
また厳しい階級制度があるのも珍しい一面です。
祭りを支えているのは「連中」という男達で組織するグループです。
連中は地域毎に分けられ、その中に階級制度があり、
様々な装束姿の男性を見かけます。
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・「若衆」赤い座布団、基盤の目のはっぴ
・「助」 黄色の座布団、黄色のはち巻
・「警護」黒ずくめの衣裳に竹を持っている
・「執頭」白いはち巻赤い襷は祭を仕切る
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(詳細は「城崎温泉観光協会」のHPに記載されていたものを、写真の後に載せてます。)
また、あちこちで“宿”という連中の詰め所を見かけます。
ここでは、女性がまかないをされ、男性がお酒を飲んだり、食事をされたり・・・
実は前回、このだんじりを見に来たとき、“宿”の中にお招きを頂いたのですが、
残念ながら今回は・・・(^-^;
鴻池祥肇参議院議員 元官房副長官
少しお話もさせて頂きましたが、とても優しそうな方でした。
階級と役割など
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上 部
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中・下部
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| ●服装は繻子のパッチ、市松格子の半纏、丈の長い地下足袋、揃いの鉢巻と座布団 ●御輿太鼓の後ろの立つ棒を担ぐ | ||
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| ●服装は小若と同じで、鉢巻と座布団の色は変える ●御輿太鼓の横棒を担ぐ | ●服装は繻子のパッチ、団七格子の半纏、足袋に黄色の布、揃い鉢巻、座布団 ●だんじりの後部を押している人の後ろから押す | |
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| ●服装は若衆と同じで、鉢巻と座布団の色は変える ●御輿太鼓の目の立つ棒を担ぐ | ●若衆の上席で大切な地位 ●だんじりの後部を押す | |
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| ●半纏はつけず、白いシャツに繻子のパッチ、豆絞りの鉢巻と赤い襷とリボン ●祭の行事を進行する責任者 | ●座布団は付けず、豆絞りの鉢巻、赤い襷とリボン ●祭の行事を進行する責任者 ●執頭の中心役を執頭総代という | |
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| ●半纏はつけず、執頭の後見と担ぎ手の弱 いところに入る | ●半纏は付けず、執頭の後見役をする | |
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| ●主として小だんじりを押す役につく | ●だんじりの横後角を受け持つ | |
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| ●御輿太鼓の重要な角や若衆の弱い所に入って担ぐ | ●だんじりの横前部を受け持ち、角を切る重要な役となる | |
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| ■台 下 ●御輿太鼓の内部に入って担ぐ ●熟練をようする役 | ||
| ●中・下部と同じ | ●だんじりの前部を受け持ち、セリのときは重要な役となる | |
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| ●中・下部と同じ | ●だんじりの周囲に居って、進行方向に障害や危険はないかを注意して事故のないよう誘導警備する | |
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| ●中・下部と同じ | ●服装は紋のついた黒の筒袖と袴を着用し、鳥打ち帽子をかぶり、120cm位の竹の棒で指揮をする | |
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| ■太 鼓 ●赤い着物に赤い帽子を被り、御輿太鼓の運行を太鼓で指示する重要な役 | ||
| ●祭の総責任者で揉め事の交渉や指揮に当たる | ●祭の総責任者で揉め事の交渉や指揮に当たる | |
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| ■太鼓・半鐘 ●だんじりの動きを多々叩き方で指示する | ||
| ●上部にはこの役は無し | ●和服に羽織を着用し、扇子をもってだんじりの上に乗って細かい指示をする |
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